純正キーの話題が続きますが、前回・前々回と純正キーはシリアル番号から注文するのでお持ちの鍵はお預かりしない事をご説明したかと思います。

さて、そこで疑問に思う方がいるかもしれません
「元の鍵を預からずにシリアル番号だけで作れるということは、ちょっと悪いことを考えた人が他人の鍵の番号をメモして勝手に作ることができるのではないか?」と。

率直に言って可能性としては低いですが、あり得ることです!

なぜ可能性としては低いのかというと、合鍵を作成しているお店側も当然他人が盗み見たシリアル番号をもって注文に来るかも知れないということを危惧しているからです。
たとえば当店では、対面で鍵の実物をお持ちいただいた場合しか純正キーの受付はしておりません。また、出来上がった鍵をお渡しする際もご注文いただいたご本人に鍵を持ってきて頂いた上、再度シリアル番号をご確認していただいた上でお渡ししています。
他店でもそのお店ごとにそれぞれ細かなルールを定めてトラブルを未然に防いでいることと思いますが、注文する側としては面倒で手続きが煩わしく感じることもあるかもしれません。しかし実は細かなルールがお客様の防犯・安全につながっていたりするのです。

さて可能性が低いと言い方をしましたが、一部インターネット上での注文や店頭でもあまり気にせず注文を受け付けるお店があったりなど、場合によってはシリアル番号だけでも作れてしまう事がごくごくたまにですがあったりします。
そこで個人個人でできる防犯対策はどんなことがあるでしょうか?
すごく単純なことですが、パッと見ではシリアル番号が見えないように隠してしまうことです。

キーキャップやキーカバーのように、鍵の取手部分を覆ってしまえばシリアル番号を簡単に見ることはできなくなります。

当店でも上の写真のようなキーキャップを販売しております、防犯のためだけではなく鍵の目印としてやアクセサリーとしても活用してみてはいかがでしょうか。